イングランド スカウティング講習会レポート

プレミアリーグQPR FC の現アカデミーダイレクターでもあり、Tottenham Hotspursユースチーフスカウトも務めた

リチャード・アレン氏によるスカウト講習会が実施されました。

トッテナム・ホットスパーで6年間アカデミーのスカウティング部門の最高責任者を任され、ヨーロッパサッカー協会連合(UEFA) やイングランドサッカー協会( The FA) が開催するジュニアユースとユースのすべての大会で様々な国のトップクラブを視察。

過去4年間、the FA Talent Identification in Footballコース( 才能あるサッカー選手の選考) を欧州各国のプロフェッショナルクラブで開催し、スカウティングについての講義も多数行なってきました。

今回の講習会の内容は、イングランドではクラブ関係者しか受講できない貴重なものです。

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今回は3日間の講習となりますが、話を聞くだけでなく、グループワークも頻繁に行なわれました。

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まずは参加者でディスカッションをして、スカウトという仕事で必要なことは何かを

9つの単語で表して、優先順位を決めて上から並べていく作業を行ないました。

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選手を評価するとき「TECHNICAL」「PHYSICAL」「PSYCHOLOGICAL」「SOCIAL」と4つに分類して考えます。

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そして、1つ1つ掘り下げていくためのグループワークを行ないました。

「TECHNICAL」についてポジション毎で必要なものは何かをディスカッションをします。

細かく分析することでスカウトとして選手のどこを見ればいいのかを理解していきます。

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ちなみにQPRの選手に求めるものは、チームの頭文字を取って以下の3つだそうです。

「Quality」

「Performance」( ピッチ内だけでなくピッチ外でも)

「Results」 (アカデミーの選手には勝つことだけを求めない)

この指針は選手だけでなく、保護者にも伝えているそうです。

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最終日には試合のスカウティングレポートの作成方法も教わり、エジプト対イラクの映像を30分ほど見て実際に

レポートを作成してもらいました。

フォーメーション、戦術はもちろん、エジプト代表の長所、短所を探したり、エジプトのキープレイヤーを見つけて、

その選手の特徴を挙げるなど各自発表してもらいました。

 

受講者の方のほとんどはスカウトを仕事にしている方ではなくコーチの方でしたが、こういう風にサッカーを見ることは

指導の現場にも活かせますね。

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日本ではなかなか馴染みのない「スカウト」ですが、フットボールに対しての物の見方が変わるとても深い内容でした。

リチャードさん曰く、スカウトするときは身体的に目立つ選手だけでなく、そうじゃない選手を捜すのが仕事。

誰もが良いという選手を見つけるのは、良いスカウトとは言えないとのこと。

 

そして、世界中にQPRが素晴らしいシステムやアカデミーを持っているということを知ってもらうのも我々の使命だ

とも話していました。

それについては受講された方々は大いに感じていただけたことでしょう。

そして、もっとたくさんの方にこの話を聞いてもらいたいと感じました。

ぜひ、またスカウティング講習会を開催したいと思います!

 

 


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